2007年07月29日

おばちゃんのソーキソバ

沖縄旅行中にレンタルしたバイクが故障してしまい、
電話を借りようと思ってフラっと入った汚い食堂での出来事。
無事バイク屋と連絡が取れ、引き取りに来るまで一時間程かかるっつーから
仕方無しにその食堂で待たせてもらう事にしたのね。
で、まあ電話借りるだけってのも悪かったから
腹減ってなかったけど適当に「ソーキソバ」って注文したのさ。
そしたらさ、おばちゃん。なぜかすげぇ嬉しそうな顔してすげぇ大盛りのソーキソバ持ってくんの。
「え〜!!これが沖縄サイズかよ!!」とか思いながら仕方無しに食い始めたんだけど
暑くて夏バテ気味だし大盛りだし食い切れないのよ。
30分くらい頑張ったんだけど、もう麺なんか伸びて汁吸っちゃって
出てきた時と見た目変わんないくらい残ってんのね。
仕方無しに「ご馳走さま」っておばちゃんに声掛けたらそのドンブリ見て
「口に合わんかったか…」って寂しそうに言うのよ。

「ごめんおばちゃん、美味かったけどお腹そんな減ってなかったんだ」
って言ったらおばちゃんベソかきながら
「大阪にあんたと同じ位の息子が働きに出ててねぇ、
その息子もこのソーキソバ不味い言うて全然食わんのよ。
あんたも食わんでしょ。だから本当に不味いんか思うてね」
なんて言うもんだからさ、俺も高校のアホみたいな反抗期の頃
母ちゃんが作ってくれた弁当捨ててコンビニのパンで済ませてた事
思い出して泣いちまった。二人でワンワン泣いたよ。

おばちゃん、あの時は残してちゃって本当にごめん。
そしてありがとう。あれから俺は親に、食い物に感謝するようになった。
好き嫌いも直った。絶対に、何があっても食い物は残さなくなった。
本当にありがとう。
そして大阪で働いてる息子。おばちゃんのソーキソバは美味い。死ぬほど美味い。
特にお前にとって世界中のどんなものよりも美味いはずだ。
まぁ随分昔の話なんでもう気付いてるだろうけどな。
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