2005年02月21日

とんでもない間抜け

客の男が果物屋の店先で主人と話し込んでいた。
そこに通りかかったのが,薄汚いボロを来た小さな男の子。
「おや?あそこを歩いているガキは,とんでもない間抜けでしてね」果物屋はくつくつと笑った。「話の種にちょっと実験してみるから,見ててくださいな」

「おおい。トミー」果物屋は大声を張り上げた。「こっちだ。こっちに来い!」

トミーは,ぼんやりした顔つきでキョロキョロすると,やっと果物屋に気づいた様子で,のこのこと近づいてきた。
「な・・・なんですか。ウ・・・ウィリアムさん」

果物屋は,釣り銭の中から汚い25セント貨と,キラキラ光る10セント貨を選ぶと,地面にポンと投げた。
「おい。トミー。お前の好きな方をやるぞ」

トミーはしゃがみこんで,じっと二枚の貨幣を見比べていたが,手に取ったのは,キラキラ光る10セント貨の方だった。

1時間後。
客の男は,通りでトミーを呼び止めて,25セント貨を選ぶべきだったんじゃないかとアドバイスした。
トミーは,男の目をまっすぐに見つめると小さく微笑んだ。
「だって,おじさん。もし25セント貨を選んだら,それでもうお仕舞いでしょう?」
posted by t3ttt at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ( ゚∀゚)HAHAHA! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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